マシントレーニング筋肥大メニュー|複合関節種目で鍛える筋トレプログラム



ジムのマシントレーニングだけで筋肥大バルクアップすることは可能でしょうか?

結論から言えば、答はYESです。

マシントレーニングはフリーウエイトトレーニングに比べ、ウエイトのブレをマシンが支えてくれるため、効率的に筋肉に負荷がかけられるので、むしろ筋肥大に向いているトレーニング方法であるとも言えます。

ただし、効率的にマシンで筋肥大していくためには、ターゲットにする筋繊維の種類に最適な負荷回数設定、有効な種目、トレーニングの順番などを理解する必要があります。それらを、わかりやすく解説します。



■筋肥大筋トレでターゲットにする筋繊維

●速筋繊維TYPE2bを狙って高負荷低回数で鍛える



筋肉を構成している筋繊維には主に三種類があり、それは、筋繊維TYPE2b(速筋|FG筋)、筋繊維TYPE2a(速筋|FO筋)、筋繊維TYPE1(遅筋|SO筋)で、それぞれの特徴と鍛えるのに適切な反復回数は以下の通りです。

●筋繊維TYPE2b(速筋|FG筋)

収縮が速く(Fast)、グリコーゲン(Glycogen)を消費する速筋で、FG筋とも呼ばれます。30秒以内の瞬発的な動作で爆発的に収縮し、鍛えると強く筋肥大します。筋肥大バルクアップ筋トレのターゲットとなる筋繊維で、10回前後の反復回数で限界がくるような高負荷設定でトレーニングします。

●筋繊維TYPE2a(速筋|FO筋)

収縮が比較的速く(Fast)、酸素(Oxygen)と脂肪酸を消費する速筋で、FO筋とも呼ばれます。60秒以内の持久要素のある瞬発的な動作で収縮し、鍛えるとある程度の筋肥大が起こります。細マッチョ筋トレや女性の部分ボリュームアップのターゲットとなる筋繊維で、15回前後の反復回数で限界がくる中負荷設定でトレーニングします。

●筋繊維TYPE1(遅筋|SO筋)

収縮が比較的遅く(Slow)、酸素(Oxygen)と脂肪酸を消費する遅筋で、SO筋とも呼ばれます。60秒以上の持久的な動作で持続的に収縮し、鍛えると筋密度が向上し引き締まります。引き締めダイエット筋トレのターゲットとなる筋繊維で、20回以上の反復回数で限界がくる低負荷設定でトレーニングします。

つまり、筋肥大バルクアップしていくためには、強く筋肥大する筋繊維TYPE2b(速筋|FG筋)をターゲットにして鍛えることになり、10回前後の反復回数で限界がくるような高負荷設定でセットをこなしていきます。

■マシントレーニングで筋肥大するための基礎



●高負荷複合関節種目中心に筋トレをする

筋トレ種目には、複数の関節と筋肉を同時に動かす複合関節種目(コンパウンド種目)と、単一の筋肉だけを動かす単関節種目(アイソレーション種目)とがあります。

当然、複合関節種目のほうが高重量を扱え、筋肉に対する負荷も大きくなります。

マシントレーニングで筋肥大バルクアップにするためには、高重量の複合関節種目を中心に限界まで行い、仕上げ種目である単関節種目は「余力があれば行う」程度、または、全く行わなくても問題ありません。

高負荷複合関節種目の1セット1セットを限界まで行う、このことに集中するほうが、あれこれ細かな種目をやるよりも遥かに筋肉は大きくなります。

●休養をしっかりとり十分に筋肉を超回復させる

バルクアップするためのマシントレーニングは、ダイエット目的や細マッチョ目的の筋トレとは違い、非常に高い負荷が筋肉にかかります。十分に休養期間をとり、筋肉をしっかりと超回復させながらトレーニングを行っていくことが必須です。

また、高重量トレーニングで負担がかかるのは筋肉だけでなく、さらに回復の遅い関節や靭帯にも負担がかかります。ですので、通常の筋トレよりも「頑張って休養する」くらいの感覚で身体を休ませる必要があります。

このために最適なのが、全身の筋肉を3つに分割し、ローテーションで一週間をかけてトレーニングしていく部位分割法(スプリットトレーニング)ですが、詳しくは後述します。

●タンパク質+カロリーを十分に摂取する

筋肉をゴリマッチョレベルに大きくするためには、その材料となるタンパク質の摂取(一日体重1kgあたり3gの純タンパク質)が必須です。

1gの純タンパク質は肉類換算でおよそ5gですので、体重70kgの場合、70×3×5≒1000g=1kgの肉類を毎日食べなくてはいけません。

また、タンパク質だけでは栄養素が不足しており、摂取したタンパク質を筋肉に合成するための「筋肉合成カロリー」がタンパク質の約2倍は必要です。

純タンパク質の1gカロリーは4kcalですので、肉類1kg相当の純タンパク質200gのカロリーは800kcalとなります。つまり、肉類に炭水化物などを追加して、合計2400kcalの食事が毎日の最低ラインになります。

それでは、次の項目では筋肥大バルクアップに適した複合関節運動トレーニング種目を、筋肉部位別に解説していきます。

■大胸筋の筋肥大マシン筋トレ

●スミスマシンベンチプレス



スミスマシンベンチプレスは、バーベルベンチプレスに近い感覚で大胸筋を鍛えられるジムマシン筋トレです。

スミスマシンを使ったトレーニング全般に言えることですが、スミスマシンはウエイトのブレをマシンのレールが支えてくれるので、筋肉に負荷をかけることに集中できるメリットがある反面、フォームが良くないと歪みが全て関節や靭帯に帰ってきます。事前にウエイトをつけずにフォームの確認動作を行い、関節や靭帯に負担がかからないフォームを確認することをおすすめします。

本種目の場合は、グリップした拳が肩のラインを越えて頭側にならないようにすることが大切です。

スミスマシンベンチプレスはベンチに仰向けになり、80cm程度のグリップ間隔でシャフトを握ります。

そこから、肩甲骨を寄せ、足で上半身を押すように力を加えてブリッジを作り構えます。

グリップを握る→肩甲骨を寄せる→足を踏ん張る、腰をつけるというのが正しいブリッジの組み方で、順番を間違えると上手くブリッジが組めませんので注意してください。

ブリッジを作って構えたら、シャフトをラックアウトして胸に下ろしていきますが、この時に胸の上でバウンドさせると、効果が半減するだけでなく、胸骨や肋骨をいためる原因になります。

シャフトはバウンドさせず、胸の上で一瞬静止するようにコントロールしてください。

シャフトを胸に下ろしたら、肩甲骨を寄せたまま、腰を浮かせずにシャフトを押し上げます。

肩甲骨の寄せ方が甘いと、肩から初動することになり、大胸筋に効かないばかりか、肩関節に強い負担がかかります。

また、腰を浮かせると上げやすくなりますが、筋肉に対する負荷は弱まりますので、腰は最後までシートにつけるようにしましょう。

なお、大胸筋の収縮と首の連動性を考慮し、腕を押し上げた位置でやや顎を引く動作を加えると、大胸筋が完全収縮して有効です。

【正しいやり方と手順】

①ベンチに仰向けになり、シャフトをグリップし、肩甲骨を寄せてブリッジを作って構える

②シャフトをラックアウトし、筋力でコントロールしながら胸まで下ろす

③腰を浮かせないように気をつけ、腕を押し上げ、顎を引いて大胸筋を完全収縮させる

●マシンチェストプレス



マシンチェストプレスは大胸筋全体に有効な胸トレーニングの基本となるジムマシン筋トレです。

マシンチェストプレスは、まずシートの高さを調整しグリップが肩より下になるようにします。グリップが肩より高いと三角筋に負荷が分散してしまいます。

シートに座り、グリップを握ったら胸を張り肩甲骨を寄せて腕を押し出していきます。肩甲骨の寄せ方が甘いと、肩から初動することになり肩関節に強い負担がかかってしまいますので、セット中は常に肩甲骨を寄せたままにしてください。

また、腕を押し出したら、その位置でやや顎を引くことで大胸筋を完全収縮させることができ、さらに有効です。

大胸筋を完全収縮させたら、そこからゆっくりとウエイトに耐えながら、大胸筋にエキセントリック収縮(伸長性収縮)をかけることも大切なポイントです。

なお、チェストプレスマシンには、腕を押し出す角度を変えられるタイプがありますが、その角度と効果のある部位は以下の通りになります。

◯水平に腕を押し出す

大胸筋全体に効果がある

◯斜め上方に腕を押し出す

大胸筋上部に効果がある

◯斜め下方に腕を押し出す

大胸筋下部に効果がある

【正しいやり方と手順】

①シートの高さを調整し、グリップが肩より下になるように構える

②肩甲骨を寄せたまま腕を押し出し、顎を引いて大胸筋を完全収縮させる

③ゆっくりと効かせながら元に戻る

■三角筋の筋肥大マシン筋トレ

●スミスマシンショルダープレス



スミスマシンショルダープレスは三角筋全体に有効な肩のトレーニングの基本となるジムマシン筋トレです。

スミスマシンを使ったトレーニング全般に言えることですが、スミスマシンはウエイトのブレをマシンのレールが支えてくれるので、筋肉に負荷をかけることに集中できるメリットがある反面、フォームが良くないと歪みが全て関節や靭帯に帰ってきます。事前にウエイトをつけずにフォームの確認動作を行い、関節や靭帯に負担がかからないフォームを確認することをおすすめします。

本種目の場合は、肩に歪みがかからないように、バーベルショルダープレスに比べ、やや後ろに引いた位置で構えます。

スミスマシンショルダープレスは、シートに座り、胸を張り背すじを伸ばして、シャフトを胸の位置に置いて構えます。

そこから、腕を押し上げていきますが、この時に肘が身体の後ろ側に入らないように気をつけてください。

肘が身体の後ろ側に入ってしまうと、肩関節に開き負荷がかかりますので、常に身体の前側を肘が通る軌道で行います。

本種目は腕を押し上げる時に三角筋の前部と中部に、ウエイトに耐えながら下ろす時に三角筋の後部に効果があります。

元に戻る時も、しっかりと筋力でコントロールして動作を行ってください。

【正しいやり方と手順】

①胸を張り背すじを伸ばし、胸の位置でシャフトを構える

②肘が身体の前側を通る軌道で腕を押し上げ、肩甲骨は寄せない

③ゆっくりと効かせながら元に戻る

●マシンショルダープレス



マシンショルダープレスは三角全体に有効な、肩のジムトレーニングの基本となる筋トレ種目です。

マシンショルダープレスは、シートに座り、胸を張り背すじを伸ばして構えます。

そこから、グリップを上に押し上げて腕を上方に押し出していきますが、この時に肘が身体の後ろ側に入らないように気をつけてください。

背中を反らせて、肘が身体の後ろ側に入ってしまうと、肩関節に開き負荷がかかりますので、常に身体の前側に肘があるようなフォームで行います。

また、三角筋は背筋群と隣接しているため、肩甲骨を寄せる動作をしてしまうと、負荷が背筋群に分散してしまいますので、肩甲骨は寄せないように気をつけましょう。

なお、本種目は腕を押し上げる時に三角筋の前部と中部に、ウエイトに耐えながら下ろす時に三角の後部に効果があります。

戻す動作もしっかりと筋力でコントロールして効かせるようにしてください。

【正しいやり方と手順】

①シートに座り、胸を張り背すじを伸ばして構える

②肘が身体の前側を通る軌道で腕を押し上げ、肩甲骨を寄せないように気をつける

③ゆっくりと効かせながら元に戻る

■上腕三頭筋の筋肥大マシン筋トレ

●スミスマシンナローベンチプレス



スミスマシンナローベンチプレスは上腕三頭筋に効果があるジムマシン筋トレです。

スミスマシンナローベンチプレスは、ベンチに仰向けになり、肩幅程度の狭い手幅でシャフトをグリップし、肩甲骨を寄せて構えます。

構えたら、シャフトをラックアウトして胸に下ろしていき、バーが胸についたら腕を押し上げていきますが、この時に肩甲骨は寄せたままで動作を行ってください。

肩甲骨の寄せ方が甘いと、肩から初動することになり、肩関節に強い負担がかかります。

なお、本種目は肘を外に張り出すと上腕三頭筋外側の短頭に、脇を閉めて肘を絞ると上腕三頭筋内側の長頭に負荷がかかります。

【正しいやり方と手順】

①肩幅程度の狭い手幅でシャフトをグリップし、肩甲骨を寄せて構える

②シャフトをラックアウトし、胸まで下ろす

③肩甲骨を寄せたまま腕を押し出す

■背筋群の筋肥大マシン筋トレ

●スミスマシンデッドリフト



スミスマシンデッドリフトは背筋群全体に有効で、背筋トレーニングの基本となるジムマシン筋トレです。

スミスマシンを使ったトレーニング全般に言えることですが、スミスマシンはウエイトのブレをマシンのレールが支えてくれるので、筋肉に負荷をかけることに集中できるメリットがある反面、フォームが良くないと歪みが全て関節や靭帯に帰ってきます。事前にウエイトをつけずにフォームの確認動作を行い、関節や靭帯に負担がかからないフォームを確認することをおすすめします。

本種目の場合は、足をシャフトに触れるまで前に出して構えることが大切です。

スミスマシンデッドリフトには、足の開きかたとグリップ方法により、主に二種類のバリエーションがあり、それぞれの特徴は以下の通りです。

◯ヨーロピアン(ルーマニアン)スタイル

肩幅程度に足を狭く置き、足の外側をグリップするバリエーションで、より背筋群への負荷比率が高いため、背筋トレーニングとしてスミスマシンデッドリフトを行う場合におすすめです。

◯ワイドスタンス(スモウ)スタイル

大きく開いた足の内側でシャフトをグリップするバリエーションで、下半身へかかる負荷比率も高いため、全身運動としてスミスマシンデッドリフトを行う場合におすすめです。

スミスマシンデッドリフトは、非常に高負荷で背筋群を鍛えられる種目ですが、誤ったフォームで行うと腰や膝に強度の負担がかかります。しっかりと正しいフォームを身につけて行ってください。

まず、足がシャフトに触れる位置に足を置き、胸を張り背すじを伸ばし、ややお尻を突き出してシャフトをグリップします。この時に、背中が丸まらないように顎を上げて上を見るのがポイントです。

そこから、バーを引き上げていきますが、初動は上半身ではなく下半身の力でスタートします。ウエイトが床から浮いたら、肩甲骨を寄せながらバーを引き上げていき、引き上げた位置で肩甲骨を寄せきり背筋群を完全収縮させます。

【正しいやり方と手順】

①足をシャフトに触れる位置に置き、胸を張り背すじを伸ばし、ややお尻を突き出して構える

②上を見て、初動は下半身でスタートし、ウエイトが浮いたら肩甲骨を寄せながらバーを引き上げていく

③バーを引き上げたら、肩甲骨を寄せきり背筋群を完全収縮させる

●T-バーローイング



Tバーローイングは高負荷で背筋群を鍛えられるジムマシン筋トレです。

Tバーローイングは高負荷で背筋群を鍛えられる種目ですが、効果が高い反面、誤ったフォームで行うと腰を痛めるリスクも高いので、十分に注意して行ってください。

まず、バーをまたぎ、胸を張り背すじを真っ直ぐにしてニーベントスタイルで構え、バーをグリップします。

この時に、背中が丸まらないように前を見ることと、膝を痛めないためにつま先より前に膝を出さないことが大切です。

構えたら、肩甲骨を寄せながらバーを引き上げていきますが、しっかりと肩甲骨を寄せないと腕にばかり負荷がかかりますので、確実に肩甲骨を寄せながらバーを引き上げてください。

バーを引き上げたら、肩甲骨を寄せきり背筋群を完全収縮させます。

【正しいやり方と手順】

①胸を張り背すじを伸ばし、膝がつま先より前に出ないように構え、バーをグリップする

②肩甲骨を寄せながらバーを引き上げていく

③バーを引き上げたら、肩甲骨を寄せきり背筋群を完全収縮させる

●ケーブルラットプルダウン



ケーブルラットプルダウンは広背筋に集中的な効果があるジムマシン筋トレです。

ケーブルラットプルダウンは、シートに座り、パッドで太ももを固定し、アタッチメントをグリップして構えます。

構えた時に、ウエイトが浮いて背筋群にテンションがかかるようにシート高を調整してください。

胸を張り背すじを伸ばして構えたら、顎を上げて、肩甲骨を寄せながら腕を引き寄せていきますが、この時に下を向いたり、肩甲骨の寄せ方が甘かったりして背中が丸まった状態だと、背筋群に負荷がかからず腕にばかり効いてしまいますので、十分に注意してください。

アタッチメントのバーを胸まで引き寄せたら、肩甲骨を寄せきり背筋群を完全収縮させます。

そして、そこから元に戻りますが、ゆっくりとエキセントリック収縮(伸長性収縮)を筋肉にかけて効かせることも大切なポイントです。

【正しいやり方と手順】

①シートを調整し、胸を張り背すじを伸ばして構える

②顎を上げ、肩甲骨を寄せながら腕を引き寄せていく

③バーを胸まで引き寄せたら、肩甲骨を寄せきり背筋群を完全収縮させる

④ゆっくりと効かせながら元に戻る

なお、本種目はケーブルアタッチメントの種類やグリップによっていくつかのバリエーションがあり、それぞれに効果のある部位が異なりますが、それは以下の通りです。

◯ワイドアタッチメント

肩幅より広い手幅で、手の平が下を向くように構えるバリエーションで、広背筋側部に有効です。

◯パラレルアタッチメント

手の平が向き合うように狭い手幅で構えるバリエーションで、広背筋中央部に有効です。

◯リバースグリップ

手の平が上を向くように肩幅より狭い手幅で構えるバリエーションで、広背筋下部に有効です。

■上腕二頭筋の筋肥大マシン筋トレ

●スミスマシンドラッグカール



スミスマシンドラッグカールは、本来はアイソレーション種目(単関節運動)であるカール系種目を、あえて肘を引く動作を加えてコンパウンド種目(複合関節運動)にした種目で、通常のカール系トレーニングよりもより高重量で上腕二頭筋短頭を鍛えられるトレーニングです。

本種目は、スミスマシンに正対し、肩幅程度の手幅でシャフトグリップして構えます。そこから、肘を曲げていきますが、この時に上半身を後ろに傾けないことが重要です。上は新を後傾させると、負荷の多くが僧帽筋に分散してしまいますので、直立姿勢を維持してください。

肘を45度前後まで曲げるまでは、肩関節は固定し、肘から先だけで動作を行います。そして、肘の角度が45度前後になったら、肘を後ろに引きながらできるだけ高くバーを引き上げて上腕二頭筋短頭を完全収縮させます。

上腕二頭筋短頭を完全収縮させたら、そこから同じ軌道で、ゆっくりと筋肉にエキセントリック収縮(伸張性収縮)を加えながら元に戻ります。

【正しいやり方と手順】

①胸を張り背すじを伸ばし、腕を下ろし、肩幅程度の手幅でシャフトをグリップして構える

②肘の角度が45度前後までは肘から先だけでバーを上げていく

③上半身を後傾させないように気をつけ、肘を後ろに引いて上腕二頭筋短頭を完全収縮させる

④ゆっくりと効かせながら元に戻る

■下半身の筋肥大マシン筋トレ

●スミスマシンスクワット



スミスマシンスクワットはバーベルスクワットに近い感覚で鍛えられる、下半身全体に効果があるジムマシン筋トレです。

スミスマシンを使ったトレーニング全般に言えることですが、スミスマシンはウエイトのブレをマシンのレールが支えてくれるので、筋肉に負荷をかけることに集中できるメリットがある反面、フォームが良くないと歪みが全て関節や靭帯に帰ってきます。事前にウエイトをつけずにフォームの確認動作を行い、関節や靭帯に負担がかからないフォームを確認することをおすすめします。

本種目の場合は、通常のバーベルスクワットのようにシャフトの真下に入ってしまうと、膝への歪み負荷の逃げ場がなくなりますので、必ず足をやや前に置き、マシンにもたれるように構えてください。

スミスマシンスクワットは、胸を張り背すじを伸ばし、ややお尻を突き出してシャフトを僧帽筋の上に乗せて構えます。

そこからしゃがんでいきますが、この時に膝がつま先より前に出ないよう、お尻を後ろに突き出しながらしゃがんでください。

膝がつま先より前に出てしまうと、非常に強い負担が膝関節にかかり、故障の原因になってしまいます。

また、腰を痛めないために背中を丸めないことも大切で、これは目線を上に向けることで意識しやすくなります。

これらのポイントに留意し、太ももが床と平行になるまでしゃがんだら、ややマシンを後ろに押すようなイメージで立ち上がります。

【正しいやり方と手順】

①胸を張り背すじを伸ばして構える

②目線を上にやり、背中が丸くならないように意識して、お尻を突き出しながらしゃがむ

③太ももが床と平行になるまでしゃがむ

④マシンを後ろに押すようなイメージで立ち上がる

なお、本種目は足の置き方で主に二種類のバリエーションがあり、それは以下のようになります。

◯ナロースタンス

肩幅程度の狭い足幅で行うバリエーションで、大腿四頭筋の前側に負荷がかかります。

◯ワイドスタンス

足を広めに開いて行うバリエーションで、大腿四頭外側や内転筋群に負荷がかかります。

●マシンレッグプレス



マシンレッグプレスは下半身全体に効果がある、下半身トレーニングの基本となるジムマシン筋トレです。

マシンレッグプレスは、マシンのシートに座り、足をセットして構えますが、この時に膝がつま先よりも上にならないようにしてください。

膝がつま先より上になってしまうと、膝が関節や靭帯に強い負担がかかりますので、十分に注意してください。

また、膝関節が90度より深く曲がらないようにシートを調整することも大切です。

構えたら、足を押し出していきますが、この時につま先と膝の向きを揃えるようにしてください。内股になったり、外股になってしまうと、膝関節に捻れ負荷がかかってしまいます。

【正しいやり方と手順】

①膝がつま先より上にならないようにシートを調整して構える

②つま先と膝の向きを揃え、足を押し出す

③ゆっくりと元に戻る

●ハックスクワット



ハックスクワットは大腿四頭筋に集中的な効果があるジムマシン筋トレです。

ハックスクワットはマシンのシートにもたれ、肩にパッドを当てて構えます。

この時に、足を前に出して構えることが大切で、しゃがんだ時に膝がつま先より前に出ないように足を置きます。

膝がつま先より前に出てしまうと、非常に強い負担が膝関節にかかり、故障の原因になりますので十分に注意してください。

また、内股や外股にならず、膝をつま先と同じ方向に向けることも大切なポイントです。

なお、マシンによってはうつ伏せに使えるものもあり、この場合はリバースハックスクワットと呼ばれ、ハムストリングスにも効果があります。

【正しいやり方と手順】

①マシンに入り、足を前に出して構える

②膝がつま先より前に出ないように気をつけてしゃがむ

③膝をつま先と同じ方向に向けて立ち上がる

■一週間の筋肥大マシン筋トレプログラム



それでは、ここからは一週間の具体的な筋肥大マシン筋トレプログラムを例示していきます。セット数は体力に応じて増減させてください。なお、通常のトレーニングよりもセット数は少なく設定していますが、1セット1セット限界まで追い込むことを前提にしたヘビートレーニングですので、全セット全力で行ってください。

●週1回目のトレーニング(上半身の押す筋肉+腹筋)

➀スミスマシンベンチプレスまたはマシンチェストプレスを3~5セット

②スミスマシンショルダープレスまたはマシンショルダープレスを2~3セット

③スミスマシンナローベンチプレスを2~3セット

●週2回目のトレーニング(下半身の筋肉)

➀スミスマシンスクワットまたはマシンレッグプレスを3~5セット

②ハックスクワットを2~3セット

●週3回目のトレーニング(上半身の引く筋肉+腹筋)

➀スミスマシンデッドリフトまたはT-バーローイングを3~5セット

➁ケーブルラットプルダウンを2~3セット

➂スミスマシンドラッグカールを2~3セット



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